世界限定1975本
クオーツ時計の台頭により会社の歴史の幕を閉じたALSTAが、生産を開始しました。
私は正直言ってこのメーカーを知らなかったのですが、天賞堂さんのTwitterを見て、
その面構えが気に入ってしまいました。物に関しては、ちょくちょく一目惚れしてしまう困った性格です。
そして、翌日に天賞堂さんで実物を見て即購入、毎日身に着けてチラチラ見て楽しんでます。
ほんとにこんな時計をTwitterにアップするなんて、困りますねえ。
新品なのにアンティーク感が漂って、作り込みも良く好感が持てます。手で持った感触も、ガッチリして、ローターの回転も静かです。手に実物を持った感触は、大事ですよ。自分にとって、いい時計かそうでないかは、持ってみると分かります。
1946年にニューヨークに誕生したALSTAは、60年代から70年代にかけて精度と堅牢性を両立したメーカーとして知られていたそうです。そのALSTAが、2014年スイスで復活、その復刻時計の第一弾この“ジョーズウォッチ”で再スタートします。
イエマジャパン株式会社が「ALSTA」(アルスタ)の日本総代理店となり、7月から国内販売がスタートしました。
私の腕に着けるとこんな感じです。蓄光の色合いも、焼けすぎず上品なクリーム色で、これからどのように変わっていくか楽しみです。針や秒針の仕上がりも、廉価な時計とは違い高級感があります。
1975年公開のスピルバーグの“ジョーズ”でのお金持ちの海洋学者、マット・フーバー役(リチャード・ドレイファス)が着けていたアルスタのダイバーウォッチNautoscaph(ノートスカフ)、がこれです。それで、通称が”ジョーズウォッチ”と呼ばれる所以です。映画を観た時には、全く気が付きませんでした。不覚ですね。
ケースサイズは、少し大きめの38mmに変更されたようで、4,800 A/m(ISO 764準拠)の磁場強度に対して反磁性とISO 1413規格に対して耐衝撃性のテストをクリアしているそうです。ムーブメントは、セイコーのプレザージュなどに搭載されている4R系と同等のSEIKO NH35A国産ムーブメント。国産ムーブメントなのでメンテナンスし易いのは嬉しいのですが、精度はそれほど期待できないそうです。蓄光は、セイコーのダイバーウォッチの様には光りませんが、必要十分です。
ダイアルはブラック。インデックスはアンティーク風のクリーム色のスーパールミノバを採用。
個人的には、先日亡くなられたショーン・コネリーが、007シリーズで身に着けていたのが少しやれたサブマリーナ。小さなころから憧れていたので、大人になってもダイバーウォッチばかり買ってしまいます。特に日に焼けた文字盤を見ると、もう駄目ですね。
このジョーズウォッチは、防水性能も300m防水で、ほんとのダイバーウォッチ仕様です。
ジョーズファンでなくとも、実に魅力的な時計に映ります
ステンレスベルトは、舷窓をイメージした楕円形の穴が開いてます。そしてバックルには、
サメのマークが!これは、当時は無かったはずです。忠実に復刻した方が良かったのか、
シャレでこれを入れたのが良かったのか判断に困りますね。
定価:115,500円(税込み)
・スペック
素材: SS
風防: サファイアクリスタル
ベルト: ステンレススティール舷窓ブレスレット
ケース: 38mm
ラグ幅: 20mm
防水性: 300m防水
ムーブメント: SEIKO NH35A 自動巻き