ロングセラー機を数多く作っているドイツのゼンハイザー社がこのHD600を発売したのは、1997年!
今回は、レコーディングエンジニアに愛用され続けているHD600を紹介します。
でも日本国内で販売されたのは2017年。
かつて数量限定で300台が販売されたのですが、あっという間に売り切れたそうです。
開放型のモニターヘッドホンとして開発され、欧米のクラシック系レコーディングエンジニアで今でも愛用している人が多いと聞きます。
確かに広い空間の中に様々な音がハッキリと浮かび上がってきます。
非常に解像度が高いです。
そして上品な音です。
解像度が高い中高域ですが、ゼンハイザー特有のシルキーなタッチで声楽は上の方まで無理なく伸びていきます。
今ではリスニング用としての評価が高くなり、名機と呼ばれるような存在になっているようです。
私が長年愛用しているHD650の発売が2004年なのですが、HD650は現在生産終了となってしまいました。
もちろんHD600も愛用してます。
HD650の生産終了は残念です😢
HD600はこんな方におすすめ
①解像度が高くオールラウンドの音楽を楽しみたい方
大編成のクラシックに向いてると思いますが、ロックやポップスにも十分に対応できます。
楽器の音色も上品で美しい表現ですよ。
重低音も上品!
②上質のリスニング用ヘッドホンが欲しい方
周波数特性をみるとびっくりするほどフラットな特性です。
効果音の位置、奥行きなど正確につかめます。
アンプのボリュームを上げても全くうるさくありません。
刺激的で不快な音がしないのです。
この特性があるので、正確な音を把握することが可能です。
ゼンハイザーの開放型ヘッドホンの上品でシルキーなタッチを堪能できます。
ゼンハイザーの魅力全開です!
HD600での試聴
マイケル・ジャクソン BAD で試聴
【試聴環境】
・SACDプレイヤー DENON DCD-2500NE
・ヘッドホンアンプ LUXMAN P-200
HD25と同じ音源同じ環境で試聴しました。
なんとまあ上品な音!。
CDに入っている音が、全部聴こえます!
車が左から右へ爆走する音のリアルな事、マイケル・ジャクソンの後ろを少し離れて通過するのが良く分かります。
シンセの音もあららこんな位置で鳴っているなど、音場が広いので楽しめます。
音が全部しなやかなのに歯切れのいいサウンドを堪能しました。
HD600の仕様です
上から見るとこんな感じです。
大理石みたいで綺麗。
仕様 | |
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■形式 | ダイナミック型 |
■タイプ | 開放型 |
■インピーダンス | 300Ω |
■感度 | 97dB |
■歪率 | 0.1%以下 |
■再生周波数帯域 | 12~40,500Hz |
■ケーブル | 3m (OFC) |
■重量 | 約260g |
最後に
このHD600はロングランのいい製品なのですが、インピーダンスの値が高いので馬力のあるヘッドホンアンプが必要です。
あらま!
でも息が長い製品なので、イヤーパッドや交換ケーブルの種類も豊富なのです。
私は、イヤーパッド交換しました。純正品です。
どうでしたか?
音が良くなりました!
え!?